vision
『おおきな森も ちいさな種から』
「楽しい」「嬉しい」「きれい」「美味しい」「...出来た!」
動いた気持ちは心の中で種になりました。
やがて種は芽をだして、1本の木になりました。
木が育った頃、また新しい種がやってきました。
ゆっくりゆっくり芽を出して、また、木になりました。
すると、はじめの木から種が落ち、芽を出しました。
そしてまた...
いつの間にか沢山の木、木、木。心の中は森になりました。
種が落ち、種が芽吹くと、森の木々がわさわさと揺れます。
木々の揺れは心を揺らします。心はドキドキ・ワクワク揺れます。
ドキドキ・ワクワクはまた森に種が生まれる合図です。
ある時、森に動物が住み着きました。
鳥と鹿です。
鳥は空を飛び、時々森を出て行きます。長い長い間いないこともあります。
鹿はずっと森にいます。家族と仲間と一緒です。
鳥がきてしばらくすると、見たこともない木が生えました。
鳥が遠い国から新しい種を持ってきたようです。
鹿がいると、これまでよりも木がすくすくと育つようになりました。
鹿たちの暮らしで、良い土壌が育ったようです。
心の内の豊かな森。
心がしゅんとしぼんだ時も、心の内から大きくゆさゆさと励ましてくれるでしょう。
美しく、豊かな、心の森をいつまでも。